クラスメイト













オレのクラスメイトの不二は、とーってもコワイです。
よく「ヒトをヒトとおもわない」というけれど、本当にそんなカンジ。
失礼なヒトはシメます。
もうシメるってコトバしか思いつかないけど、不二は
「ちょっとしかっただけだよ」
って言います。オレは家でよく「うるさい」とか「じっとしてろ」とか「よけいなことするな」ってしかられるけど、さすがに家族にみぞおちにパンチを食らわされたり、顔にパンチとかキックとかされたり、ヒドイ時は歯を折られたりしたことないもん。
みんなにも聞いてみたけど
「不二がきょくたん(漢字わかんないよ)なんだ」
って言います。
ホラ、やっぱりシメてるんじゃん。
おかげで不二は他校からもテニスだけじゃなくていろいろ怖がられてるし、そうじゃなくてもそれを知らないで近づいてきたヒトはケガするし、すこしはみんなにやさしくしたほうがいいと思います。
そんなヒトにアドバイス。

「不二に“かわいい”とか“女の子”とか言ったらシメられるよ」
たしかに女の子みたいだとはオレも思うけどね。ケガしたくないもん。

でも不二は本当はわるいヒトじゃないんだ。全然わるいヒトじゃない。
やさしいんだよ、本当は。
いっつも宿題やらなくて、オレは不二に
「宿題うつさして!」
って言うと、不二は
「ちゃんと勉強しなきゃだめだよ」
って言っていつも見せてくれるし、ほかにもオレをかばって、手塚に20周!って言われたときも10周にするように言ってくれるし、おべんとうにエビフライがはいってたらくれるし、ほかにもいっぱいいっぱいいーーーーっぱいいいところがあります。
だからオレは不二が大好き!!



















「ねえねえ、不二。オレね、不二のことこーんなにすきっ!」
オレが両手を広げて背伸びして大きさをあらわすと、不二は
「それだけ?」
って言った。慌てておれは
「えっと・・・じゃあ世界くらい!」
不二はくすっと笑った。いつものように首をかしげて。
「ちいさいなぁ」
むっとしてオレは返す。
「じゃあ不二はどれくらいなのさ?」
「僕?」
不二は空を指差す。
「太陽くらい」

不二には、勝てないと思う。







おしまい。





あまりのかいらんちゃんの菊の黒さに白いというか・・・アホさで対抗してみました。しかし手を抜きすぎました。聞いて驚けできあがりまで20分だ!(笑)