ETERNAL
永遠って信じる?
僕とキミとの関係にこの永遠が通用するのならと
いつも願わずにはいられないのはきっとキミの視線が最近僕ではなく誰か・・・
そう、ダレカに移ったように感じてしまったから。
日の光を全身に小さな体いっぱいに浴びる彼を見ているキミを
目の当たりにして握り締めた拳から血が滴ったこともある。
自分にこんな執着心があるとは思わなかった。
いつもどおりの気まぐれでキミと付き合ってるのだと信じていたかった。
初めて感じる感情だった、嫉妬という黒い感情。
小さな彼を壊してしまえばキミの視線は僕に戻るの・・・?
「やぁ、越前くん」
「不二先輩、何してるンすか?部長帰りましたよ」
「ん?越前くんと帰ろうかなって思ってね・・・」
不二は着替えをしてる越前の背後にそっと忍び寄り、その体に触れた。
「え・・・?不二先輩、何するンすか!?」
「越前くんの体細いね。まだまだ子どもだよ。かわいい」
不二は越前の腰に手を回しきつく抱きしめた。
「っつぅ・・・」
キツク抱きしめあげられ越前は声をもらした。
「きつく抱くと壊れそうだね。壊しちゃおうか・・・?」
言い終わる前に不二は越前の体に侵食し始めた。
越前からもれる声は途切れ途切れ、
熱い吐息と体液で二人の境界線はもう消滅したも同然。
「・・・不二先輩、イヤだっ・・・!!」
越前も抵抗はする。
でも不二はこの華奢な体のどこにあるのだろうかというような力で越前を押さえつける。
「いやだぁぁぁ」
越前の叫びは誰にも届かなかった。
ダレカタスケテ!!
と思った瞬間浮かび上がった手塚も閉じたまぶたの裏で消えていった。
そして不二は越前を抱きながら、手塚を想った。
越前を壊してしまえ、と。
あの視線を全身に浴びた越前と繋がることで手塚の視線の一部を
自らにも移植できるのではないかと願った。
TRRRR
「もしもし手塚?僕。そう、不二。今日、越前くんを抱いたよ」
「え・・・?」
すべては僕らの永遠のために。
すべてはキミへの想いのために。
僕は1つ、罪を犯し、太陽を全身に浴びた少年を壊した。
END
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