赤ずきんだん



昔々あるところに赤ずきんだんというそれはそれはかわいい男のコがいました。
ある日、一緒に住んでいる南部長に
「伴じいが病気らしいから、見舞いに行ってくれ。くれぐれも寄り道なんかしないように!」
と頼まれたので心優しい赤ずきんだんは
「分かったです〜」
と言ってワインの入ったかごを片手に森の中へと入っていきました。



「ああ・・・伴じい大丈夫ですか?ですぅ。心配ですぅ。はやく行かなくちゃです。」
と急ぐ赤ずきんだんの後ろからヒョコリとあらわれたのはお腹をすかせたウルフ亜久津。
赤ずきんだんを見るなり、
「ウマそうなガキじゃん?なんだ?パシリか?」
と目をつけてこっそり赤ずきんだんの後をつけていきました。
森の中は素晴らしく美しく、四季折々の花が咲き乱れ、
キレイな蝶もヒラヒラと舞っていましたが赤ずきんだんは目もくれずに急ぎ足で伴じいのところへむかっておりました。
そんな赤ずきんだんの前に早回りをしていたウルフ亜久津が飛び出してきました。
「よう・・・。どこ行くんだよ。」
赤ずきんだんはウワサのウルフ亜久津にびっくりしましたが、以外にイイ男だったので素直に
「伴じいのところへお見舞いに行くです。」
と答えてしまいました。それを聞いてウルフ亜久津はニヤリ。
”コイツを喰っちまう前にそのじーさんをバラバラにして遊ぼう”と思いついたのです。
そしてウルフ亜久津は目的遂行のためには
赤ずきんだんよりはやく伴じいの家にたどり着かなければならないという結論に達し、
まずは・・・と赤ずきんだんを誘惑しだしました。


「じーさんトコ行くんだろ?だったら花のひとつでも摘んでいってやれよ。見てみろよ。
まわりは花でいっぱいだぜ?とり放題だ。」
「そうですぅ〜。なんで気づかなかったんだろうです。ありがとうです〜。」
素直な赤ずきんだんはウルフ亜久津の罠とは気づかず伴じいのために花を摘みはじめました。
それを見届けたウルフ亜久津はマッハ5の速度で伴じいの家に行き
「ハッハッハー!!」
と笑いながら伴じいを八つ裂きにし、伴じいコスプレをしてベッドにもぐりこみ赤ずきんだんを待ちました。



花をかごいっぱいに摘んだ赤ずきんだんはハッと我に返りました。
「こんなことをしてちゃいけないです!南部長に寄り道するなって言われたです!!急いで伴じいのところへ行くです〜」
急ぎ足で赤ずきんだんは伴じいの家へ向かいました。ウルフ亜久津がいることもしらずに・・・。



「伴じい?赤ずきんだんです。お見舞いにきたです。」
「入れ。」
なんだか伴じいの声がいつもより数段若いような感じがしました。
「伴じい具合はどうですか?なんだかいつもと声が違う気がするです。」
「風邪でのどをやられたんだよ」
「それに伴じい・・・大きな耳がはえてるです。」
「それはオマエの声をよくきくためさ。」
「あと伴じい・・・口が大きくなってるです。」
「それはオマエを喰っちまうためさ、赤ずきんだん!!!」
「痛くしねえから安心しな!!」
「あ、イヤですっ!何するんですかウルフ亜久津さん!あっ・・・イヤですっ・・・あぁっ・・・」
赤ずきんだんは或る意味ウルフ亜久津に喰べられてしまいました。



ちょうどその頃、本日の獲物を探してたハンター千石はたまたま通りすがった伴じいの山小屋から
何やらセクシィな声が聞こえてくるのでのぞいてやろうと窓から部屋の中をのぞくと、
近頃はやりの赤ずきんだんがウワサのウルフ亜久津にヤられてるではありませんか!?
近々赤ずきんだんを自分のものにしようと目論んでいたハンター千石の怒りはマキシマム。
伴じいの山小屋の扉を蹴破りウルフ亜久津に怒りの発砲。
「テメェ、亜久津、俺の赤ずきんだんを汚しやがって!!」
とウルフ亜久津を赤ずきんだんから引き剥がそうとしたところ
「ウルフ亜久津さんになにするです〜!」
と赤ずきんだんから鉄拳がとんできてハンター千石にクリーンヒット!
ハンター千石が気絶している間に赤ずきんだんは、
ハンター千石の腹の中に伴じいの肉片を詰め込み、井戸の中へつきおとしてしまいました。
こうして赤ずきんだんはウルフ亜久津の銃弾の痕を看病しつつ、
伴じいの山小屋を乗っ取ってウルフ亜久津と末永くラブラブな生活を送ったとさ。



END



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